手広の海
赤尾木は
この絵の左の方
見える海は手広の海である
細く砂丘で繋がった笠利島と大島
悠久の歴史を振り返れば
そこは縄文人たちの
活気溢れる暮らしが
見えてくるはずだけど
手広の海
細い陸地を
舟を担いで越えた「ホノホシ」の地名も残る
南北の海を生活の場にした縄文人にとって
ここは 本当に住みやすい所だったに
違いない
この写真には
波を待つサーファーが映っている
日差しはあるが
少し霞んだようなこの日は
はっきりとした水平線は見えない
でも
まるでミニチュアのような家や透けた海底は
天空の神の目をも意識させる
そんな 風景である
by amamian3kjk | 2009-08-14 07:22 | 海